９/５(日)「知ってそうで知らない!?LGBTQ超入門講座」開催《ビィーゴ大学オープンスクール》

2021年9月8日

ビィーゴ大学とは？

枚方ビオルネ５階にある、コワーキングスペースで行うスクール事業。
枚方を中心に活躍されている現役フリーランス・ビジネスマンの講師陣より普段なかなか聞くことができない仕事・ビジネスに直接繋がるノウハウを教えてもらえる、学びのつながりが広がる場です。
ビィーゴ枚方本店 HPより

講師：川上紫乃（５star結婚相談所代表婚活カウンセラー）

文部科学省の発表では、2022年度から主に高校1、2年生の授業で、LGBTQ（性的マイノリティ）を、「公共」や「家庭科」、「保健体育」のほぼすべての教科書で取り上げ、同性パートナーシップ証明制度や同性婚などについて、学ぶようになるそうです。
それに先立ち、先日、私の娘（高2）も家庭科の授業でLGBTQについて習ってきました。

私自身、現在結婚相談所を運営しており、男女ペアの結婚をお世話していますが、その時いつも願うのは「その人らしく幸せになってほしい」ということでした。
しかし、そのことに次第に違和感を感じるようになり、「男女ペアのくくりでの幸せではなく、その人個人の幸せ」について考えるようになりました。
今では「男×女」以外のパートナーを求めている人のお手伝いもできるようになるのが、私の望む最終形態だと思っています。

５star結婚相談所では、同性との真剣な出会いを求めている方々を応援しており、2020年に発足した「一般社団法人日本LGBTサポート協会」にも所属しています。

日本LGBTサポート協会とは？
日本最大規模の結婚相談所加盟連盟（BIU）と殿堂入りなど全国でもトップの実績を持つ結婚相談所らが協賛し、2020年に発足いたしました。
一般社団法人日本LGBTサポート協会 HPより

講座レポート

今回は、LGBTQの超入門編です。
簡単に講座の内容を報告いたします。

そもそも、LGBTQって何？

性的マイノリティ（性的少数者）を表す総称のひとつとして使われます。

Ｌ→ レズビアン【女性同性愛者】
Ｇ→ ゲイ【男性同性愛者】
Ｂ→ バイセクシャル【両性愛者】
Ｔ→ トランスジェンダー【こころとからだの性が一致していない人】
Ｑ→ クエスチョニング【性別がわからない人や意図的に決めていない人、決まっていない人、模索中の人など】

日本人のLGBTQの割合

日本人のLGBTQの割合は、11人に１人（８～９％）と言われています。
左利きの人、血液型がAB型の人と同じ割合で、めずらしくないくらいの数字です。

もしかしたら、みなさんの周りにいるかもしれない･･･。
LGBTQのことを何も知らないより、情報として知ることは大事だと思います。

配慮の必要な言葉

・ホモ
・おかま
・レズ　→　レズビアンと最後までいう方が良い
・オネエ
・そっち系
・異性を好きになるのが当たり前
・男同士手をつなぐな
・いつ結婚するの？彼氏(彼女)は？
・普通

↑これらの言葉がすべてではありません。
これらの言葉を、何とも思わない人もいます。
ですが、嫌だと思っている人がいるのが現実です。
傷ついている人がいます。

ALLYになることから始める

「ALLY（アライ）」とは、同調者・支持者といった意味を持ちます。
LGBTQを支援するストレート（＝異性愛者）の人を指す言葉です。

みなさんも今日からアライになることが出来ますよ！！

参加者の声

今回の「知ってそうで知らない!?LGBTQ超入門講座」は、コロナ感染予防の観点から、ビィーゴの会場とZoomの同時開催でした。

私は、Zoomで参加させていただきました。
LGBTQのアルファベットの意味を知る程度での参加でしたが、そんな私に「超入門編」は、とても分かりやすかったです。
機会がありましたら、ぜひ「続編」も拝聴してみたいと思いました。

友人の兄弟に同性愛の方がおり、友人からその話を聞いたとき、何の知識もなかった私は彼女の話にどういう態度をとって良いか分からず、「ふーん、そうなんだ」と素っ気ない返事しかできませんでした。
そのとき、彼女の顔を見ていなかったので分かりませんが、私の返事に何も感じていなかったのか、それとも傷ついた表情をしていたのか･･･。
今でもその時の光景が思い出されます。

私にLGBTQに対する知識がもっとあれば、あのときもう少し違った対応が出来たかもしれません。

今回教えていただいたアウティング（＝本人の了解を得ずに、他の人に公にしていない性的指向や性同一性等の秘密を暴露すること）や配慮が必要な言葉（＝前述の講座レポート参照）は、確かにそうだ！と思いました。

知らぬ間に人を傷つけていることのないよう、気をつけるためにとても大切なことを学びました。
有意義な時間をありがとうございました。

（50代女性）